【フレデリック・スティーブンソン ピニャータ 2021年VT 】
前年までは「ドライ・レッド」としてリリースされていたキュヴェが「ピニャータ」として名前を冠してリリースされました。
Steven Crawford【スティーヴン クロフォード】が毎年リリースする看板のライトレッドになります。ピニャータとはメキシコのくす玉人形の事で、ラベルのモチーフとなったロバのピニャータから名付けられています。例年Dry Red【ドライ レッド】としてリリースされていたのですが、とあるファンから「他にも赤ワイン作ってるのにややこしい」と言われた為にバッチに名前を付けたとの事。
Cinsault/Grenache/Shiraz/Mourvedreの55/21/16/8ブレンド。基本となるCinsaultとShirazはVine Vale【ヴァイン ヴェール】から。GrenacheはLightpass【ライトパス】にあるStockman【ストックマン】、MourvedreはEbenezer【エベニーザ】にあるHoffman【ホフマン】から。Barossa Valley【バロッサ ヴァレー】にフレグラントでライトな赤ワインのイメージは一切ありませんが、このワインは敢えてそんなスタイルを目指して作られています。ハンドピックしたフルーツは一部Grenacheのみを全房で、それ以外は除梗、上部開放したステンレスタンクで発酵。MLF終了後にプレス、フリーランのジュースのみを古樽へと移し3カ月だけ熟成してボトリング。
サクランボ、ザクロ、ラズベリーの果実味にオレンジゼストとホワイトミントのニュアンス。タンニンは軽く、ジューシーで初夏に飲むにはうってつけのスタイルですね。旨いです。