【Yokel Verdelho ヨーケル ヴェルデーリョ】2021年ヴィンテージ
Yokel(ヨーケル)はワインメーカーJo Perry(ジョー ペリー)のルーツであるSwan Valley(スワン ヴァレー)からの買いブドウで造られるカジュアルレンジ。オーストラリア最古のワイン生産地区としてよく知られるSwan Valleyですが、プレミアムレンジのワイン生産地区としてはMagaret River(マーガレット リヴァー)の後塵を拝す事となって30年以上。これは80年代以降に国際品種の爆発的ブームがきっかけであり、ポート品種を育て続けて来た同地にとってかなり大きな打撃を受けた悲しい歴史の一部でもあります。Yokel シリーズはそんなSwan Valleyのブドウ農家にスポットライトを当て、再び活気を取り戻すべく始まったプロジェクト。しかしながら全ての農家がオーガニックのプラクティスを徹底しており、品質の高ささとカジュアリティが並び立つ素晴らしいコンセプトでもあります。Verdelho種はChenin Blanc種と並ぶ同地の看板的品種。長らくポート ブレンド用に栽培されて来たフルーツが単一品種のワインとして作られる様になったのは30年程前からの事です。このキュヴェは、Swan Valley北部に植えらえれた自根ゴブレ、樹齢80年のVerdelhoから生まれるリフレッシュホワイト。手収穫、手除梗、開放発酵から10日程のスキンコンタクト。バスケットプレス後は再び古樽で半年のシュール・リー、素手で、数日に一度のハンド・バトナージュ(以前はステンレス熟成)。ライトスタイルのオレンジに仕上がっています。マンゴー、グレープフルーツ、レモン、タンジェリンといったトロピカリティとシトラスフレーバーがバランス良く融合、塩味を感じさせる清らかなミネラルがあります。