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Millstream ミルストリーム】2018年ヴィンテージ
ミネラリーで硬く閉じた印象だったこのワインですが、そのガンパウダーの香りが消え、白い花の香りと洋梨、ミネオラオレンジのアロマが強く出て来ました。マジパンやアーモンドの様な香ばしいアロマも生まれ、同時に引き締まっていたテクスチャーが円いマウスフィールに。それでいて高い酸は変わらず保たれています。
ニュートラルに近く、ボリューム感よりも「光」を感じさせてくれます。Juraっぽいニュアンスがあります。
ちなみに以下はリリース当時のコメント。
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ハンドピックした後に1日半のコールド・マセラシオン、プレスした後は10年使用した古いフレンチオークの225L樽で発酵、3回のエレバージュを3いながら16ヶ月の熟成。MLFは放置している内に自然と毎年発生するそうです。バトナージュはしません。Milstream(ミルストリーム)は、海抜が若干下がった350m。丘状に広がる牧草地帯よりも僅かばかり北側に位置するスロープ状のオーガニック畑です。Patrick Sullivan(パトリック サリヴァン)曰く、「Milstereamは、Baw Baw Shiraよりも日当たりの時間が長くて、川に近いからスレート土壌なんだ」「だからよりエレガントで花の香りが目?ってるよ」との事。
シャブリを想わせる硬いミネラルが素晴らしい為、コントラストが鮮明な真実の姿を見せてくれるのは数年先かも知れません。