” ขอบคุณ ค่ะ ”(コップンカー)
原材料:米麹(白麹・国産米)、さつま芋
タイ米×日本米の2カ国米麹で作った実験的芋焼酎。
キレの良さとミネラりーな原酒の味わいそのものが味わえます。
(以下、蔵元さんより)
普通、芋焼酎は、日本米100%、またはタイ米100%の、どちらかの米麹で仕込まれます。しかし、今回の焼酎は、厳選した鹿児島県産「ヒノヒカリ」と、通常で使用されるようなタイ米(MA米)ではなくカオホンマリと呼ばれる最高級香り米(ジャスミンライス)「ゴールデンフェニックス」を採用しその両方をミックスした「2カ国米麹」を使用しました。
つまり、甕の中で、日本とタイの両国のお米がUnitedし国際協力、鹿児島の芋と共に発酵したものです。もしかしたら焼酎史上初の特別な焼酎が、ここに完成しました。
アルコール度数は大和桜には珍しい41度の原酒。蒸留ではちょうどそれぞれのお米と芋の特徴香が混じり合う頃です。名前は ” ขอบคุณ ค่ะ ” (コップンカー) 。タイと日本の国交135年を記念して、そして世界の平和を祈って。タイ語の ” ありがとう ” にしました。
テイスティングすると、2つのお米がもたらすアニスや杏仁、ココナッツ様に、甕熟成からくるバニラやカラメルを思わせる甘やかな香りが重なります。41度の原酒の力強い味わいの中にも焼いたお芋やポップコーンのような香ばしさ、クリアな甘み、そして度数を感じさせない滑らかなテクスチャーを感じることができます。ストレート、ロックはもちろん、カクテルとしても様々な食材とUnited出来る酒質です。
ラベルのデザインは、タイ米が1粒くっついたように見える大変特徴的なデザインになっています。パッケージ(化粧箱)も多くのクリエーターのご協力のもと、思わず手に取りたくなる既視感のない斬新なものが出来ました。
最後に。諸説ありますが、焼酎の製造方法はタイから沖縄、鹿児島、日本へと伝わったといわれています。それは、いつ、だれが、どのように、そして、どんな想いがあったのでしょう。焼酎の辿ってきたその長い道のり、多くの時の流れをなぞるように、グラスにゆっくり、ゆっくりと向き合えば、まるで船旅をするようにタイで生まれた蒸留酒が薩摩の芋焼酎に変化していく瞬間をきっと捉えることができるはずです。このコップンカーを通じて、今、変わりゆく焼酎の過去、現在、未来をUnitedする一助になれれば幸いです。
大和桜酒造 若松徹幹
日本とタイ、二カ国のお米がコラボした未来志向の芋焼酎を是非。